ジョー・ジラルデイ監督の決断が見事です。
3番のロドリゲス三塁手。今シリーズは三振ばかり、打率はわずか・083。
怒る地元ファンは「アレックスを外せ!」コール。その声に応えたわけ
ではないのですが、9回裏、1-2と、オリオールズにリードされて
敗色濃厚のピンチに、ロドリゲスの代わりに、スキンヘッドのベテラン、
ラウル・イバネスを代打起用。
これがズバリ。ワン・ボールから右翼へ同点アーチ。そのままDH
で3番に置いていた12回裏、今度は初球を右翼へサヨナラ・アーチ。
2勝1敗のリード。王手を掛ける値千金の本塁打でした。
「アレックスはベンチで一番に握手した。これは、ファンが、ナインが後押し
してくれた、パワーが乗り移った当たりなんだ」と、イバネスは言うのです。
延長16連勝、7回までリードすれば76勝無敗のオリオールズ神話を
ついに破ったのです。
イバネスは今季、9月22日のアスレチックス戦に、この日と同じ快挙を
やっています。10月2日も、同点アーチとサヨナラ打。
代打男の1試合2本塁打は、ポスト・シーズン初めてです。
さて、王手を掛けたヤンキース。明日はロドリゲスを起用するのか
どうか(多分外さないでしょう)。
ジラルデイ監督は「もし、結果が出なければ、私は批判された
だろう」と、コメントしています。
ヤンキースは、第4戦はサバシーアではなく、新鋭・ヒューズ起用、の予定です。
CBSスポーツラインのレポートでした。
了
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