今季から増加した、ワイルド・カード効果は明らかでした。
2012年の最終観客動員数は、前年を上回る、7485万92768人。
昨年は7342万5568人。両リーグとも増加は、制度改革の成果はあった
のではないでしょうか。
300万動員球団は、昨年が9(ナ5、ア4)でしたが、今季は8球団
が突破。アが5、ナが3、と逆転しています。
昨年、300万突破のカブスは5位低迷で、301万7966人から
288万2756人の大幅ダウン。地区優勝に沸いたミルウォーキーも
307万1373人から283万1385人と、4位がやっとでは無理
でした。この2球団が落ちて、フィリーズ、ジャイアンツ、ドジャースの
3球団だけです。
増加した筆頭は、チーム創設初めて300万人超えのレンジャーズ。
ア・リーグ2位の346万280人(前年は294万6949人)。地区Vは
最終日に逃しましたが、大幅増加の大飛躍です。
アはヤンキースが今季も1位(354万2406人)。次いでレンジャーズ、
エンゼルス、レッドソックス、タイガースの5球団が300万人です。
昨年、293万5139人と、連続300万人を逃したドジャースは、3位の332万
4246人と1年で復活しました。
両リーグ・ワーストの107敗もした、アストロズは動員もナの最下位に転落。
206万7016人から、160万7733人。ナで唯一、200万人に届きません
でした。アスレチックスは最後の追い込みで動員最下位を脱出。11位の167万
9013人。昨年とほとんど変わらぬレイズが、両リーグ最下位(155万9681人)
の人気のなさです。
今季は雨天中止はなく、30球団すべて主催ホームの81試合を消化しました。
悪天候に災いされなかったのも増加の原因のようです。
了
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