ヤンキースのジョー・ジラルデイ監督は、6日、父・ジェリーさんが痴呆症で亡くなる
悲報を電話で受けました。葬儀は8日。しかし、悲報も葬儀もチームには知らせず、
沈黙したまま、指揮を執り続けていました。
父はピオリア(イリノイ州中部の都市)に住み、監督は時々見舞いに行きましたが
「晩年は私がだれか、監督をしているのか、分からない様子」だったそうです。
「でも父は看病より、私が仕事を続けることを期待していたようだ」。
その悲痛な心境をサングラスに隠し、11日、王手を掛けたオリオールズ戦。
しかし、またも延長戦へ。今度は13回表、2本の二塁打で決勝点を奪われ
悲願のワールド・シリーズへ、リーグ・シリーズへ、出場は持ち越しです。
「何が起きても私は前進しかない」。
決戦の第5戦は12日。サバシーアが向います。
ピオリア市のコンベンション・センター内部にある「イリノイ・スポーツ殿堂」
には、ジラルデイ監督の表彰額が掲げられています。
MLBコムのレポートでした。
了
コメント