ナ・リーグ・シリーズ第7戦。22日、サンフランシスコ。
地元のジャイアンツは9ー0の圧勝。1勝3敗と王手を掛けられながら
一気の3連勝。大逆転で2年ぶり、19回目のワールド・シリーズ
出場を決めました。
カージナルスはこの3連敗中、わずか1点しか取れず、ジャイアンツの
なすがまま。昨年に続くワイルドカードからの優勝は消えました。
カージナルスが決勝戦でこのような大敗は、1996年、ブレーブスに
0ー15の惨敗以来、16年ぶりのワースト悪夢です。
「よく選手は頑張ったが、運がなかった」と、嘆く新監督マセニー。
7安打、4四球でチャンスはありましたが、12残塁の拙攻。好機に11打数
ノーヒットです。
シリーズMVPは脚の故障をはねのけ、フル出場した2番のスクタロー二塁手。
このシリーズ5割(14安打は最多安打タイ記録)の活躍でした。
ベネズエラ出身、36歳のベテラン。7月27日、ロッキーズから移籍。
6球団目で華が咲きました。
「ジャイアンツは家族的な雰囲気で迎えてくれた。その上、この地元ファン
の声援。オレはここで生まれ変わった。サンキュー!」。
「彼はラテン系選手との架け橋だった。常にナインをまとめた。
ヒーローはまた陰の功労者なんだ」と、3番のサンドバル。
2010年の王座も、トレード期限に獲得したロス外野手がポスト・シーズン
で活躍した歴史があります。
サビーンGMの補強のうまさがまたもヒットです。
終了間際に大雨。その激しい吹き降りの中、ファンは大歓声で
歓喜の瞬間を迎えました。まさに、サンフランシスコは完全一体。
この雰囲気でワールド・シリーズ第1戦は24日、午後5時、地元開催です。
MLBコム、CBSスポーツラインのレポートでした。
了
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