本年度の「ロベルト・クレメンテ賞」は、28日、ドジャースの左腕、
クレイトン・カーショー投手が受賞しました。
デトロイトのカメリカ・パークで、ワールド・シリーズ第4戦の前に会見したカーショーは
「妻(エレン)の協力がなければ成し遂げることはできない。
私の年代でフルにプレーできる、チャンスをいただいたドジャースの
支援に応えることができてうれしい」と、感激の会見でした。
カーショーはまだ24歳。最年少受賞者です。
これまでは27歳のプーホルス一塁手(エンゼルス)が一番若く、
30歳以下の受賞選手も4人しかいません。
「フィ-ルドの成績と社会貢献度」が評価の基準で、選考委員会と、30球団
の候補者へファン投票が加味されます。
カーショーは昨年、サイヤング賞を受賞。今季も2年連続防御率1位。
これは2002、3年と続けたペドロ・マルチネス投手以来、10年ぶりの
快挙です。
カーショーは夫人とともに、恵まれない子供たち支援の基金を作り、
さらにザンビア(アフリカ)の「ホープ・ホーム」も支援する国際協力が
評価されました。ホームは政府の許可を得て10カ所建設する予定です。
「ワールド・シリーズ出場の夢をかなえられるように、来年はさらに
頑張りたい」。きちんと話すカーショーは本当に好青年です。
MLBコムのレポートです。
了
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