珍しい「松ヤニをグラブに塗る」事件が発覚しました。
19日、ワシントンでのナショナルズ対レイズの交流戦。8回裏、
レイズが5-4と1点リードの8回裏、レイズの2番手で、ジョエル・ペラルタ投手
がマウンドへ上がると、すかさず、ナショナルズのデイビー・ジョンソン監督
が「待った!」と、主審に「彼のグラブを調べろ、異物をグラブに
塗りつけている!」と、アピール。
まさか、と、驚いた主審・ツチダが、グラブを取り上げてみると、使用禁止のまつやに
が塗られていた、というのです。
すぐ、グラブは没収、ペラルタ投手は退場処分。1球も投げずにアウト。
野球規則第8条には「選手にはボールに細工を加える異物の使用は禁ず」
と、明記されており、違反者は10試合出場停止処分を受けます。
なぜ、ジョンソンは異変を知っていたのか?
ペラルタは2010年には、ナショナルズのマイナーに所属しており、
当時の監督がナショナルズのベンチにいたため「彼は何かおかしい」と、
ジョンソンに進言。発覚した、と言われています。
レイズはすぐ2番手の投手を起用。そのまま逃げ切りました。
松ヤニ事件、といえば、ロイヤルズのジョージ・ブレット選手の
使用バットに松ヤニが過剰に塗られている、と、ヤンキースのビリー・マーチン監督
が抗議、問題になった、ことがありますが、近年、グラブに塗り、
ボールを変化させよう、とした事件は聞きません。
これで4連敗のナショナルズ。イライラは重なります。
MLBコムのレポートです。
了
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