10日、第10節が終了。ナ・リーグ中地区は波乱です。
MLBコムのレポートです。
4連勝のパイレーツが今季初めて首位タイに浮上(レッズと並ぶ)しました。
ロイヤルスをスィープ(今季、カブス・シリーズに続く2回目)しました。
昨年までは下位の常連、負け犬でしたが、昨年も途中、100試合目で首位に立つ
健闘を見せ、今季の土台を作っています。
しかし、昨年は一気に押し上げたものの、7月29日から10連敗。あっという間に
4位へ転落。最後は5位へ落ちてしまいました。
その二の舞をしたくない、と、今季は無理せず、チーム力を蓄えながら
の前進です。
目覚ましいのは投手陣の頑張り。チーム防御率は3位。特に救援は
「リーグ・ベスト」と評価され、セーブ失敗4はリーグ最小です。
先発陣の筆頭はヤンキースを不遇のまま追われ、パイレーツに加入した
AJバーネットがかっての輝きを取り戻して4連勝。エースで存在を
示しています。
3番・アンドルー・マクラチン外野手は左腕キラー。打率・325、11号、36打点の
チーム3冠王、11盗塁も記録。攻守走のリーダーです。
「今年こそ投票でオールスターへ送りだそう」と、ファンは運動中。
昨年は推薦出場でしたが、この成績なら文句なし。
地元ファンは「10歳から応援しているが、今度こそやれる。
ゴー・バッカス!」と、盛り上がっているのです。
悲しいかな、ピッツバーグは不入りでワースト動員(主催29試合でまだ69万
1859人のナ・ワースト)の人気のなさですが、9日は、今季
4回目のセルアウト(3万9312人)の応援でした。
バリー・ボンズが去ってから、ピッツバーグは忘れ去られた形
ですが、混戦のナ中地区で、投手陣が崩れないかぎり、最後
まで楽しめるのではないでしょうか。
了
コメント