6日、第5節最終日。ボストンでついにオリオールズが3連戦スィープ
の快挙。死闘6時間7分を延長17回表、ADジョーンズの決勝3ランで制し、
今季初の5連勝。再びア東地区首位に立ちました。
CBSスポーツラインの報道です。
19勝9敗は両リーグ単独首位。万年最下位のオリオールズは、
今や、チーム一丸で話題をさらう快走です。
ともにベンチ入りの投手を使い果たし、もう、投げる投手はおらず、
やむなく、ともに9人目の投手は”野手”をマウンドへ。
しかし、外野手のマクドナルド(レッドソックス)は3ランを浴び、
一塁手のデービスは、無死1、2塁のピンチを三振と併殺打。
見事にピンチを切り抜け、「頑張るナインに応えたい一心だ。
無駄タマは投げない。ストライクをほうる、しかない、と決めて投げた」と、
喜びの声です。
「長い1日だったが、全員が良くやってくれた」と、オリオールズの
バック・シュワルター監督はナインをねぎらいました。
野手同士の投げ合いは、1925年の最終日、タイガースの
タイ・カッブ、ブラウンズのジョージ・シスラー(ともに殿堂入りの
大スター)以来、87年ぶりの歴史的な事件、だそうです。
ボストンでは2001年6月5日の延長18回(レッドソックス対タイガース)
以来11年ぶりのロングラン。
ヤンキースは4位、レッドソックスは5位に沈むア東地区。今の地区制度
になった1994年以来、5月以降でこの異変は史上初めてです。
この激戦ア東地区。この流れは予測もつきません。
了
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