2億ドルを超える大金でエンゼルスへ移籍した、アルバート・プーホルス一塁手は、
4日のブルージェイズ戦も4打数ノーヒット。ついに打率は・194の貧打に
落ち込みました。約1ヶ月辛抱していた地元ファンも、もう黙って
いません。この日は3万3160人。みんな、一斉に立ち上がり、激しい
ブーイングです。
打球が前に飛ばず、外野フライも右翼へ揚がるだけ。自己ワースト
の108打席ノーアーチ。(ナではマイケル・ボーンが104打席ゼロ)
エンゼルアスも今季6回目のシャットアウト負け(前日も0ー5完封H負け)です。
首位レンジャーズも3連敗で足踏みしていますが「7差」も付けられて、
4月17日から最下位に定着の有様です。
チームに明るいきざしもありません。
「これも神の試練。私は必ず這い上がる。そのうち、私にやっている左翼寄り
のシフトも消えるだろう。自然に打ち出せる、と、信じている。
今はなぜ打球が飛ばないのか、自分でも分からない」
と、クラブハウスで力なく応じるプーホルス。
カージナルス時代にあれほど猛打をふるった面影はありません。
主砲がこれでは勝てないのも当然。幸い、レンジャーズとは
まだ対戦していません。
この日の相手、ブルー・ジェイズの大砲、バウチスタ外野手は
「彼のことは心配していない。きっかけさえあればやるはずだ。
シーズンが終われば、今の不振はウソのように消えているはず」
と、コメントしました。
さて、その日がいつ突然来るのか。だれにも分かりません。
了
コメント