アスレチックスのオーナー、ルー・ウルフ氏は7日、ビリー・ビーンGM、マイケル・クローリー会長
の2人との契約を、2019年まで延長する、考えを明らかにし、AP通信へEメールで知らせ、
全米へニューズは流れました。
成績不振だと、すぐに終われる運命の厳しいGM職で、”あと7年”も続ける、
とは異例の長期政権人事です。
「彼のリーダーシップ、クラブへの貢献度を評価している。新たな新天地への移転の
大目標を完遂するためには、彼はは必要な人材だ」というオーナーの意向です。
ビーンは1997年からGMに就任、斬新なアイデアのチーム改革は「マネー・ボール」の
本で一躍有名になり、映画化されるほどの人気を呼びました。
アイデアは必ずしも成績に反映されませんが、オーナーの信頼がいかに厚いか、が
この契約延長で良く分かります。
ビーンは今年49歳。いまの目標は2014年までに新球場へ移転、新たな市場開拓
を目指す方向ですが、第1候補のサンノゼ市は,ジャイアンツが「ウチのテリトリーを
犯すな」と、断固反対を続け、11月のオーナー会議でも、移転は何も進行しませんでした。
果たして、どうやって道を切り開くのか、見守るしかありませんが。
了
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