レッドソックスのナックルボール投手、テイム・ウェークフィールド(45)は、
17日、チームのフロリダ州新キャンプ地、ジェット・ブルー・パークで記者会見、
ついに現役引退を表明しました。MLBコムを始め、多くのニューズ
で流れました。
昨年末で再契約しない、チームの方針が決まってから、この日まで決断を
延ばしてきましたが「もう、他の球団でやるつもりはない。このまま
レッドソックスのメンバーでユニホームを脱ぎたい」と、涙をこらえて
語りました。
昨年、9月13日、ホームのブルージェイズ戦に先発、6回を5失点
で切り抜け、歴代最年長の45歳42日で、念願の200勝を達成。
その日がラスト・マウンドでした。
史上108人目の200勝。あと1勝と迫って8試合も勝てず、ファンを
やきもきさせましたが、レッドソックスは、この日は18得点の大爆発。
試合後は、シャンパン・ファイトに笑顔満面でした。
ナックルボール投手では,史上7人目の200勝です。
これで、引退後5年で資格を得る、クーパースタウン野球殿堂入りの可能性は十分です。
ナックルは捕手がいかにうまく捕球してくれるか、リズムを
作ってくれるか、が重大で、ベテランのジェイソン・バリテク捕手が
良く補佐してくれました。
しかし、そのバリテクも引退間近かなのも、潮時、だったかもしれません。
彼は、社会福祉活動に熱心で、2010年のロベルト・クリメンテ賞も
受賞しています。
パイレーツからレッドソックス入り、2004年には、86年ぶりの
ワールド・シリーズ制覇も投げています。レッドソックスで186勝は
192勝したサイ・ヤング、ロジャー・クレメンスの2大投手に次ぐ記録なの
です。
「グッドガイ」と、愛されるウェークフィールド。フロリダのファンも
惜しみない拍手を贈りました。
了
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