キューバ代表から亡命、FA権を得たヨニエス・セスペデス外野手(26)は、13日、
全く話題に乗らなかったアスレチックスとサインしました。
2009年WBCベストナインの強打者、快速のセスペダスは、6球団が獲得
交渉した、と言われましたが、何とサインしたのは意外な球団でした。
しかも、4年契約、年俸総額3600万㌦(27億7200万円)の巨額投資。
今年は650万㌦、2013年は850万㌦、2014年からの2年間は1050万㌦。
今季のアスレチックスの最高給料選手はココ・クリプス外野手の600万㌦
ですから、いかに、この大金投資が意外か分かります。
ESPNを始め、多くのホーム・ページは「ショックのサイン」と、伝えています。
スター選手を相次いで放出、今季はやる気がない、と、見られていただけに
「ショック」なのはだれも感じたでしょう。
アスレチックスは「われわれは最下位を目指しているのではない。2014年以降
への、チーム構築の第1歩なのです。遠大な計画に沿うスタート、と思って欲しい」
というのですが、その変幻自在なチーム造りは、第3者にはいよいよ難解です。
アスレチックアスは、「セスペデスはWBCの前からマークしていた選手で、急に獲得を思いついた
わけではない」、そうです。
この隠密交渉の見事さ。GMの契約延長が発表されたばかりのビリー・ビーン作戦は
想像を超えます。
了
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