日曜日のTBS番組、サンデー・モーニングを見ていたら
スポーツ・コーナーのメイン解説者、張本勲氏の発言には
驚きでした。
オリオールズ入りしたソフトバンクから海外FAで移籍した
和田毅投手の入団会見の模様がでたとき、「日本らしく
毅然と日本語で対応して欲しい。英語で話すとは」
という、きついコメントで、大声で「カツ!」と叫んだ
のです。
「こういう意見を言う人とは」と、ただ、驚くばかりでした。
和田君は地元に溶け込もうと、練習し、自分で書いたメモを
時々見ながら自分の英語で話したのは、地元記者からも自然に
拍手が沸いた、のです。
英語では昔から「郷に入っては郷に従え」ということわざが
あります。
いいですか、アメリカで働くために渡米して、その決意を英語で述べるのは、
何の違和感もないではないですか。
それを、まさか、カツ!とは驚きでした。
近年、日本人選手が大リーグから相次いで脱落するのは、
通訳附きで自分から英語をマスターしよう、とする努力がないから、だと
思います。
ラテン系の選手は通訳附きなどいないので、渡米すると、懸命に話せる
ように頑張ります。すぐ、アメリカ社会に、アメリカ選手に溶け込むのです。
和田君がさらに、自分で僚友、首脳部と会話し、相互理解を
得られように、自分の英語で、道をひらいて欲しいものです。
アメリカに行ったら、何でも自分でやらないと、身に付きません。
私は、再三渡米して、それを感じました。こちらからアタックすれば
相手も応じてくれるのです。
和田君が、張本カツ!などを気にせず、さらに努力するのを希望します。
英語のマスターは難しくはありません。すべては努力、努力です。
了
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