レッドソックスは、29日、3人の若手を放出、アスレチックスから
クローザーのアンドルー・ベイリーを獲得、先に、アストロズから
マーク・メランコン投手も交換トレードで手に入れているので、
ボビー・バレンタイン新監督は「これで投手陣の欠けていたピースは
埋まった」と、ESPNのインタビューで喜んでいます。
ベイリーは2009年、ア・リーグ新人王、27歳。3年間で75セーブ。
今季も24セーブを記録していますが、防御率は自己ワーストの3・24
に一気に下がったのが気になります。
ESPNの解説者で年間観察してきた、ボビー・バレンタイン新監督は
レッドソックスで十分やれる、と決断。「体調は2人ともにOK。キャンプが
待たれます」と、自信のコメントをしています。
実は、ベイリーはコネチカット州在住で、同じ州に住む監督は、
ともにガン対策資金の「ストライク3基金」のメンバー。ずっと親しい仲
だった、のです。
今季失敗の多いクローザー、ジョナサン・パペルボン投手を
見限り(フィリーズへ移籍)この2人に、救援陣の再建を賭けたのです。
しかし、問題点は先発陣なのではないでしょうか。
健全なのは15勝した,左腕ジョン・ラースターただ1人。右腕エース
のジョシュ・ベケットは後半疲労で精彩を欠き、ひじ手術の松坂投手
は、キャンプで回復したかどうかをテストしなければ前途は分かりません。
45歳のナックル投手、ティム・ウェークフィールドは引退、
ジョン・ラッキーも故障手術。若手の台頭を待たなければ
ならない不安要素をいっぱい抱えています。
ロイヤルスから招かれた、新投手コーチ、ボブ・マクルーアが
失点の多い投手陣をどう立て直すのか、フロリダ・キャンプ
は解決しなけれなならない難問が山積しています。
了
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