マイアミ・マーリンズは2011年11月11日、「11ぞろい」の日を
記念して、新球場、新ユニホーム、チーム・ロゴのニュールックを披露
しました。招待客は500人。
来年度は、これまでの「フロリダ」を廃止し「マイアミ」を名乗り
ます。ユニホームも、ロゴもマイアミ海のブルー、夕日に
輝くオレンジを取り入れたデザインです。
すべて、陣頭指揮を執ったのは、前身が画商のオーナー、
ジフェリー・ローリア氏です。
「すべて私の決断です」。このツルの一声。すごい勢い
ではありませんか。
マーリンズはチーム創立以来、ドルフィンズのNFLスタジアムを
間借りし、フロリダ特有のシャワーに見舞われ、ファンも来ず、
観客動員は最下位の連続。「1セントも遣わない球団」
とまで、言われてきました。
だが、マイアミ市ダウンタウンの新専用野球場(晴雨ともOK
の開閉式屋根付き)が完成披露のこの日。あっと言わせる
積極策に出たのです。
大物FAを相次いでマイアミに招待。「入団してくれ」のアピール。
ホワイトソックスのベテラン左腕、マーク・バーリー投手、今季の
ナ首位打者、ホセ・レイエス遊撃手、そして、カージナルスの大砲、
アルバート・プーホルス一塁手。
ローリア・オーナーは「いくらでも出す。欲しい選手はみな、ここに
招いて新球場を見学させ、最高のもてなし、を味合って
もらう」と、明言しています。
プーホルスは代理人とともに来場。「素晴らしい球場。気に入った」
と、幹部とランチをともにし、1日のツアーを終え、次の訪問地へ。
ユニホームは3種類。白、クロ、オレンジ。パンツはみなホワイト。
来年開幕前のお披露目オープン戦は、ヤンキースを招いての
2連戦。「連日満員にする。チーム収益は一気に上がる」と、
オーナーは怪気炎。チーム年俸もこれまでは最低でしたが、
8000万㌦以上跳ね上がり、プーホルスが加入すれば
1億ドルも超えそうです。
すでに2回も王座に着いているマーリンズ。オフは注目の
マトになるのは間違いありません。
了
コメント