レンジャーズは、6番・ネルソン・クルズ右翼手の一振りで
サヨナラ勝ち、ホーム2連勝で絶対有利になりました。
雨で月曜日に順延された10日、テキサスの第2戦。
午後3時20分開始のデーゲームに繰り上げ、
2-3と逆転された7回裏、クルズが同点本塁打。さらに、
延長11回裏、クルズは無死満塁から左翼へ見事なサヨナラ満塁本塁打でした。
ポストシーズンで満塁本塁打でサヨナラは、史上初めての
快挙です。
「あのとき、連続ファウルでカウントを追い込まれたが、一呼吸を
置いて”外野フライでいいんだ”と、自分に言い聞かせたら
自然に楽なスイングができた。勝てばいいんだ」
と、この日、5打点の大暴れです。
今年31歳のドミニカン。メッツの指名でプロ入りしましたが、
どこでも芽が出ず、アスレチックス、ブリュワーズを経て
レンジャーズ。100個以上の三振が3シーズンもある
粗いバッティング。毎年マイナーとの往復。定着できず、やっと掴んだ
チャンスです。
レンジャーズは、ハミルトン、ヤング、ベルトレのクリンアツプ
は不動。クルズを6番に置き、気楽に打たせているのが、怪人
の真価発揮につながりました。
これで、ポスト・シーズンの本塁打は、チーム新の9本。
本当に怖い打線です。
タイガースは1点差で逃げきれず、頼みの救援王、バルベルデ
を同点のまま、2イニング使ってしまい、もう、ペリーを
送るしかなく、1アウトも取れずにサヨナラでした。
すべて後手に回るタイガース。「あと4勝する」という
タイガース・リーランド監督の言葉も空しく聞こえ
ます。
了
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