フィリーズの快進撃は止まりません。
1日、シンシナチでレッズに4連勝スィープ。
実に1916年以来、95年ぶりのシンシナチで
の4連スィープでした。
もう貯金「41」。フィリーズでは1976年以来、3度目
の独走記録です。追いかけるブレーブスも「7・5差」では
2位キープがやっとでしょう。
驚いたのは、この日、先発した新人・バンス・ウォーリー投手。
これで10勝1敗、防御率2・85。一気に、新人王争いに
飛び出してきました。
ベースボール・アメリカ誌の「プロスペクト2011」によると、
マイナー時代は特に見るべきものはなく「中継ぎがいい
ところ」と、あるので、まさか、これほど勝つ、とはだれも
予想外、ではなかったか、と思います。
初勝利は4月29日、ホームのメッツ戦。6回、2安打、
無失点。これで、ハラデー、ハメルス、リーの3本柱
の間にはさみ、負けたのは5月29日のメッツ戦だけ。
投げるたびに、首脳陣の信頼度を深めてきた、うれしい誤算です。
188㌢、104㌔。恵まれた体で上手投げの右腕本格派。
メガネを掛けた白人、23歳の青年です。
「フィリーズの投手陣は無駄な四球を出さない、これが
一貫している。スキがない投手陣だ。今日の新人も
同じ。見事だ」と、レッズ・ダステイ・ベイカー監督は
脱帽です。
「オールスター・ゲームでナ・リーグが勝ったので、
今季も、ホーム・アドバンテージが取れた。だから、
我々の目標は、最初から最後まで、このアドバンテージ
を取りたい。①まず地区優勝、②ベスト勝率の確保の2つだ。
これで、最後のゴールへ目指したい」と、チャーリー・
マニュエル監督は宣言しました。
プレーオフへのマジックは「12」。東地区Vへあと「21」。
MLBの明らかにした、ポストシーズンのシナリオは
フィリーズは第1シードで、第①ラウンドは、西地区1位の
ダイヤモンドバックスが相手です。
あと27試合。さて、フィリーズのプランのように、進む
のでしょうか。
了
コメント