カージナルスの看板スター、アルバート・プーホルス一塁手は
16日のパイレーツ戦で6回表、右翼へ30号本塁打。新人の
年から「11年連続30本以上」のメジャー新記録を建てました。
打たれた先発のパイレーツ・ジェフ・カーステンズ投手は、
「彼はとてつもないバッター。カウント1-2。あの球はストライク
ではない。それを楽に右翼へ入れてしまう。あれがプーホルス
なんだ」と、呆れるほど。
しかし、快挙にもプーホルズに笑顔はナシ。
この日は、延長11回、G・ジョーンズにサヨナラ本塁打され、あえなく
敗戦。ついに首位・ブリュワーズとの差は、今季最大の「7」と開く
大ピンチなのです。
この11回表、プーホルズは左中間へ決勝二塁打、と思われる
当たりを飛ばしたのですが、センターのマクラチンにランニング・
キャッチの美技で阻まれてしまった、のも悔しさいっぱいです。
無言のプーホルスに代わって、トニー・ラルーサ監督は
「いかに彼が偉大なバッターであるかの証明だ。でも、彼は
ハピーではない」と、その心境を説明しました。
プーホルスは、これで11年連続30本は達成しましたが、
連続100打点(今は76)連続3割(今は・288)は届くか
どうか微妙です。
今季の契約切れを前に、まだ延長交渉はストップしたまま。
心中のもやもやは消えず、地区優勝もほぼ絶望で、
果たしてどうなるのか、大スターの行方は注目です。
了
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