8月21日、サンディエゴで現役を引退した、MLB最多セーブ王、
トレバー・ホフマン投手の、背番号「51」永久欠番セレモニー
が行われました。
この日のサンディエゴは青空も美しい好天気。満員の4万65人の
ファンを迎えて試合前にセレモニー。4万人も超えたのは、オールスター
の中断明けに、ジャイアンツを迎えたシリーズの、7月16日以来
のことです。
地元ファンは、サンディエゴでクローザーの位置を高めた英雄の
姿を一目見たい、と、やってきた人ばかりです。
セレモニーは現地時間、午後0時37分から開始されましたが、
延々と1時間もかかるロング式典。このため、試合開始は47分
も遅れたほどでした。
マウンド背後に壇を設け、1、3塁の内野内側に椅子を並べて
かってのチームメート、歴代の救援投手ら関係者が座り、
マウンドからホーム・プレートに深紅のカーペットを敷いて、
ホフマンを迎えました。
センター後方のブルペンから、ホフマンはトレイシー夫人、
3人の子供の手を引いて登場。場内総立ちの拍手
でした。
ビデオ・スクリーンには、引退前に亡くなった、父の姿
とエールの声が流れ、さららに沸き上がる拍手。
「私が今あるのは、ファンのコールをいつも背中に受けて
勇気付けられたからです。集まってくれたチームメート
の方々にも感謝を捧げます。みなさん、本当にありがとう」
パドレス史上5人目の欠番。歴代最多601セーブは、
いつか、破られる日が来るかもしれません。しかし、
ファンはホフマンを忘れないでしょう。
4連勝のパドレスも最下位脱出は目の前に来ました。
了
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