ツインズの場内ツアーに参加して、記者席を見学
しました。
新しいだけあって、最新設備が整い、日本の狭い記者席
を思うと、うらやましい限りです。近年、大リーグでは、
地元新聞社の撤退が相次ぎ、廃刊、人員削減、
経費節約を打ち出すところが多く、特にローカル都市では、
常駐記者は、多くても10人前後。ヴィジターで
同行してくるビート・ライターも減り、こんな広大な席は
いらないはずです。
だが、ツアー案内人は、はっきり言うのです。
「近くオールスター・ゲームも開催されるはずです。
今年は無理でも(目下4位)ポスト・シーズン・ゲームにも
必ず出場します。そのための設備なのです」
まさに、意気軒昂のコメントでした。
隣の放送ブースも広々として、これも最新設備。放送席下
の前面には「ウェルカム・ターゲット・フィールド」の
文字が刻まれています。
このメデイア・ルーム裏の通路には、歴代名アナの名言が
書かれていました。これらの部屋には、クーパースタウン
殿堂入りの名アナの名前が着けられています。
記者席には、すべて有線のラム回線が引かれ、
紙の資料は減らして、すべてオンラインの情報サービスに
絞り、最先端を行きます。
チケットもオンライン予約者は「家庭で印刷してください。
バーコードをチェックするだけで入れます」と、いう方針
です。なるべく無駄ははぶき、年間の経費節約を図る
方針です。
ターゲット・フィールドで、ワールド・シリーズを開催する夢は、
いつ、実るでしょうか。
了
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