昨年まで最下位の常連だったパイレーツが、ついに、
再開の第1戦、15日、お得意のアストロズに4-0の圧勝。
今季初めて、1997年以来14年ぶりの単独首位
の大異変です。
この日は、アストロズ・キラーのジェフ・カーステンズが
わずか83球で完封勝利。この90球も割るほどの
最小投球数完投は、今季大リーグで一番でした。
クリント・ハードル監督は「攻撃的にグイグイ攻める
ピッチングは、ベンチで見ていて、リズムに乗り、
素晴らしい」と、賞賛。
首位といっても、カージナルスがレッズに逆転サヨナラ
負け。ブリュワーズもロッキーズに連敗で、ころがり
こんできたもの。勝率で・5275,カージナルスが・5269
のわずか6厘差。4位・レッズも「3差」の接近。
ファンには応えられない競り合いではありませんか。
ハードル監督は積極的な攻撃を打ち出し「スキが
あれば走れ、走塁でも勝てる」と、ナインを
激励。負け犬根性を吹き飛ばしました。
それにホーム(23勝22敗)ロード(25勝21敗)とも
勝ち越しているバランスの良さも注目です。
「実績があるのに、なぜ選出しない」と、監督自らねじ込んだ
ほどの男、4番のアンドルー・マクラチンは2点三塁打。この日、
チームは3盗塁で沈黙のアストロズを
かき回しました。
残り60試合。9月の山場が楽しみです。
了
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