ヤンキースのベテラン捕手、39歳のヨルゲ・ポサダが
14日、レッドソックス戦で「9番・DH」の起用を拒否する
事件が起きました。
「背中の痛みがあるので」という理由のようですが、
ラインアップが発砲されたあとで「私は出ません」とは、
滅多に起きることがない異例の拒否です。
しかも「背中が痛い」などのコメントは、首脳部は聞いて
おらず、本人はすぐに、ジョー・ジラルデイ監督、
ブライアン・キャシュマンGMに謝罪。GMは
スタインブレナー・オーナーに伝えて、一応
「不問に付す}と、あいまいな決着で、問題には
ならないようですが、仮にも、選手が出場はイヤ、
というのでは、普通は厳罰、サラリー支払い停止、
謹慎処分などになるはずで、「イヤなら
辞めろ」になるのではないでしょうか。
昔からヤンキースは、チーム内の規律にはキチンと筋を通す
ので、ポサダの前途は暗い、のです。
今季は、32試合出場、6本塁打、打率・165、と、自己
ワーストの不振。8月17日には40歳。今季で契約切れ。
引退しか道はありません。
すでに、後任の捕手には、ドジャースから、ラッセル・
マーチン捕手が移籍。打てないDHでは存在価値も
ありません。
オールスター5回出場、王座にも輝き、通算267本塁打、
ヤンキースの歴史に残る捕手は、晩節を汚す、とは
見るに忍びない気がします。
しかも、ヤンキースはホームに迎えた宿敵、レッドソックスとの
3連戦にスィープ負け。今季初の5連敗。レッドソックスにも
「1差」と、迫られ、最下位・オリオールズとも「1・5差」しか
ない、大ピンチなのです。
ポサダにかまっているヒマもありません。さて、首脳陣は、この
難局をどう打開するのでしょうか?
了
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