ニューヨーク・デイリー・ニューズ紙の専属漫画家
で約半世紀近く連載してきた、大ベテランのビル・ギャロさん
が亡くなり、その葬儀が13日、金曜日、ニューヨークの
セントパトリック教会で行われました。
約400人ものギャロさんの応援者、信者が集まり、
ニューヨーク市の幹部も出席。警察コミッショナーの
レイモンド・ケリー氏も加わる盛大な葬儀でした。
ギャロさんは、ヤンキースを中心に多くのスターを
登場させ、名物オーナーのジョージ・スタインブレナー氏
も格好のモデルでした。
ギャロさんはコラムも担当。ボクシング・タイトル・マッチも
取材し、記者とは違うコラムで読者を楽しませました。
アメリカの新聞は戦前から漫画は売り物のひとつで、
漫画がヒットするかどうか、は新聞の運命を左右するほど
の存在でした。
ギャロさんは、ニューヨーク・タイムス紙とは違う、独自の
タッチを売り物にするデイリー・ニューズ紙の特徴を
生かす漫画でファンを拡大しました。
こういう歴史的な人物の後継者は、そう簡単に見つかるとは
思えません。さらばギャロさん。
(了)
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