最下位に転落したアスレチックスは、ついに、オーナーが
仲介に乗り出す騒ぎになりました。
エンゼルスとの4連戦(2勝2敗の五分)は何とか、
やれましたが、その前の交流戦「ベイ・シリーズ」で
あえなくスィープ負け。サヨナラ負けのクローザー、
ブライアン・フェンテス投手が、「監督とのコミュニケーションが
うまく取れていない!」と、監督批判、とも取れる爆弾宣言。
ゲレン監督は緊急ミーテイングを開いて、何とか、事態を
収集しました。ゲレンはフェンテスを監督室へ呼び、個別面談。
「良く状況を話し、お互いに理解した」と、和解
しが形になりましたが、ミーテイングでは、いい雰囲気
ではなかった、ようです。
これを知った、ルー・ウルフ・オーナーは、説明を聞き
「私は監督を支持する。彼も2人の男の子が
いる(大学生と高校生)から、若者気持ちは
理解しているはず」と、穏やかに話しました。
さらに、地元のサンフランシスコ・クロニクル紙
には、かってクローザーだった、ヒューストン・ストリート投手
(今はロッキーズのクローザー)の”ゲレン批判”まで載り、
アスレチックスのトラブルが奥深い、ことも
分かりました。
「よそへ行ってしまった選手のことはコメントしない」
と、ゲレンは憮然の表情でしたが、スィーニー外野手は
「みんな、おれたちの野球をやろうぜ」と、呼びかけ、
ナインは再スタートです。
トラブル発火の遠因は打線の不振にあるのは明かです。
チーム得点はまだ100点台。ホームランも
ヤンキースの3分の1以下。点が取れない(すでに
完封負け5)イライラが引き起こしたものです。
このままでは、全く打てない松井の解雇、も起こるかも
しれません。苦悩のアスレチックス。もう日程は50
試合、3分の1を過ぎ、立て直しは大変。
せっかくリーグ1を誇る投手陣も報われない、のです。
了
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