まさに、偉大な記録達成です。
ヤンキースのクローザー、マリアノ・リベラ投手は、25日、
ホームのブルージェイズ戦で9回救援、1イニングをゼロに
抑え、見事に史上15人目の1000試合登板を飾りました。
リベラは1995年からヤンキース一筋にこの記念に
ゴールインしたもので、同じ球団で1000試合も
投げた投手は、リベラが史上初めての金字塔です。
1995年のデビューは先発投手。エンゼルス戦に
投げて3回3分の1を投げて5失点。試合は0ー10
の完敗。リリーフへ転向したのは翌年からでした。
この17年間もの長い間、重ねたセーブは572。史上第2位の
記録です(第1位は昨年引退したトレバー・ホフマン)。
「パナマからドラフト外で入団して、いままで少しも態度は
変わらない。本当に人間的に素晴らしい」と、ジョー・ジラルデイ監督、
ブライアン・キャッシュマンGMは賞賛しています。
「思えばプリテイ・ハードの救援生活だった。偉大な組織の
中で過ごし、家族に支えられ、体のケアも欠かさない
でここまで来たのは、神に感謝あるのみ。教会へ行き、感謝の
祈りを捧げたい」。
右肩、肉離れで通算5回、故障リスト入りしていますが、
ついに右肘を痛めませんでした。
リベラは独特の落ち方をするカット・ボールを身に付け、
正確なコントロールで、よほどの失投がない限り、崩れません。
このキャリアで、防御率1点台が11年間もあるのは
すごいことです。目下4年連続1点台をキープ。
このセーブ率の高さは他の投手は真似ができません。
通算防御率も2・20の見事さです。
もう41歳。契約を1年延長した今季は、最後のマウンド
でしょう。
今季はズボンをひざまで上げ、ストッキングをはっきり出す
「ハイ・ストッキング」のマウンドは、実に若々しい。
再び首位の戻ったヤンキース。ポスト・シーズンへ
リベラの夢は広がります。
了
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