第1週、3日を終えて、スィープしたのは4チームでした。
フィリーズ(対アストロズ)オリオールズ(対レイズ)
レッズ(対ブリュワーズ)レンジャーズ(対レッドソックス)。
レンジャーズは昨年のア・リーグ優勝チーム、フィリーズ、
レッズも地区優勝チーム。スィープしても、
何も不思議ではないのですが、
やられた方のショックは大きいでしょう。
特にレッドソックスは、ヤンキース、レイズが競る激戦の
ア東地区で本命の声が高かっただけに、この3試合
で11本塁打され、26失点もした惨敗は批判の声
も挙がります。
フロリダのオープン戦も、14勝19敗2分け。15チーム中
の13位。不振の背景はあったのです。
昨年まで投手陣の構築に力を尽してきた投手コーチ、
リック・ファレルがブルージェイズ監督へ転出。
今季から投手コーチが交代したのも見逃せません。
開幕3連敗は1996年以来15年ぶり(この年は
開幕5連敗、最終3位)の悪夢です。
「移動の飛行機中は明るくはならないが、ナイン
のイライラを取り除く”リグループ”を図りたい」と、
テリー・フランコナ監督は、だれも責めず、胸中の
無念さを隠していました。
5日からはインディアンス遠征3連戦。ホワイトソックスに
大敗したインディアンスですから、出直しにはちょうどいい
相手ですが、インディアンスは3日、今季初のトリプル・プレー
を達成。スィープを逃れ、貴重な1勝を挙げて笑顔が戻ったので、
「昨年の最下位なら」と、甘く見るとやられます。
問題は、ベケット、松坂の第4、5の先発です。
ともにオープン戦はKO続きの不振。
「流れを止める責任重大です」と、松坂はやる気
十分ですが、ここで結果を出さないと、第5の先発も
今後は?になりかねません。
開幕3連戦で11本も本塁打されたのは、1919年
以来、92年ぶりのワースト記録。松坂の責任は重大です。
勝利を挙げてホーム、ボストンへ戻るか。ホームの
第1戦はヤンキースです。
了
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