開幕前、レッズを食い止める!と意気込んでいたブリュワーズは
まさかの4連敗。ナ中地区最下位に沈む波乱です。
今季はサイヤング賞のザック・グリンキー(ロイヤルズ)昨年、
ブルージェイズの開幕投手、シュアン・マルコムの先発両輪
を獲得。自慢のパワー打線で自信満々でしたが、シンシナチへ
乗り込んで、敢えなく3連敗。4日、ホームの開幕(ブレーブス)
も1-2の逆転負け。
2001年4月6日に開幕した、ホームのミラー・パークは
この日が10周年記念日。地元ファンは4万6017人の
大入り満員(チーム史上2番目の動員)だったのに、
勝てないのです。
2月のスーパーボウル優勝の隣町、グリーンベイ・パッカーズ
のイレブンが集まり、激励の集団始球式。ファンと一帯になっての
応援も実らないのです。
この日は、6回まで先発、クリス・ナバーソンが散発3安打の
力投。初勝利は見えたのですが、8回、斎藤隆が2本のアーチ
を浴びる誤算。2本とも明らかな失投で「私のミス」と、呆然
とするばかりでした。斎藤が1試合2本も打たれたのは
この日が初めてでした。
シンシナチの開幕日も9回裏に逆転サヨナラ3ランで勝利をフイ。こう
運がないと、前途は多難です。
ブリュワーズの開幕4連敗は2003年以来、8年ぶりですが、
その年は6連敗でやっとピリオドを打ったものの、68勝94敗で6位
に沈んだ、その悪夢がよみがえります。
偉大なセーブ王、トレバー・ホフマンが引退。クローザーに
人がいません。5人も故障リスト入り。3人は投手。なかでも
グリンキーがバスケットボールで故障。再起は未定なのが
痛いのです。
今季は12人の新監督がスタートを切りましたが、エンゼルス
から招かれた、ロン・レニック新監督は「運がないと勝てない」
とため息。オープン戦では、チーム打率・321で一番の
成績でしたが、開幕してから得点圏では・148。全く
タイムリーが出ないのです。
この悪循環をどう断ち切るか、初勝利が待たれます。
(了)
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