昨年、ア西地区3位に転落したエンゼルスが復活しました。
敵地でホワイトソックスに3連勝、スィープ。ついに
独走しかけていたレンジャーズに並びました。
第3節を終えて、ともに10勝5敗。エンゼルスは昨年、
この時期には7勝7敗がやっとだったので、良く立て直しました。
その原動力は、両輪エース、ジャレット・ウィーバー、
ダン・ヘレンの右腕2人が、そろって4勝無敗、なのです。
MLBコムでは、「タンデム、特急コンビ」と、
賞賛しています。
ともに「投げれば勝つ」安定感は、両リーグ一番。
「良い投手は打線を制す、とは昔から言われて
きた格言。その通りに2人は素晴らしい」と、マイク・
ソーシア監督は自信を持っています。
この日のヘレンは7回まで投げ2失点で交代しましたが、
リリーフ陣は頑張り、リードを守り切りました。
「いつもカウント有利に追い込む。無駄な四球は
出さない。試合の流れを作る、これが、今季の僕の
基本だ。すべてうまく行き、順調に勝てる。このまま
行きたいね」
ヘレンは4月6、9、12日と、一週間に3勝もしました。
9日は延長14回のロングランだったため、もう投手が
おらず、先発予定のヘレンが買って出たもので、
「チームの役に立てるなら行く」というファイトは
すごいものです。顔いっぱいのひげで、相手を
圧倒する形相です。
18日からは移動日ナシで敵地・テキサスの3連戦。
この両輪を使ってしまったため、E・サンタナ、新人
チャトウッドの出番ですが、激しい首位争いは間違い
ありません。
それにしても、マイク・ソーシア監督のスタッフは、
これまで、3人も監督に送り出しており、抜けても、
また、次の人材が出現してくるのは驚異です。
今季の新ベンチ・コーチは、ロブ・ピーチウロ。
ロン・レニックがブリュワーズ監督に転出したあと
を埋めています。
レンジャーズとは、昨年は9勝10敗の大接戦。
今季の2強の争いは注目です。投手力一番の
アスレチックスとの競り合いは続きます。
了
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