MLBは今季からメジャーで登用される、3人の新人を
発表しました。開幕から正規のアンパイアとして、各地を
巡回します。
新人、といっても若くはない中堅です。スコット・バリー(34)
ダン・ベリーノ(32)ブライアン・ナイト(36)のトリオ。
3人とも3Aからの昇格。すでに、春のキャンプではメジャー審判
として参加していましたが、ようやく正規のメジャー審判に
なれました。
MLBの審判は、昔のように、アメリカン、ナショナルの両リーグ
に分かれて独立した組織ではなく「MLBアンパイア」
で合同の運営です。4人1組で全米を移動。年間、事故、故障、
病気などがない限り、クルーの4人は不動のメンバーです。
昇格は本人の力量もありますが、経験を重ね、信頼
を得ても、空きがないと抜擢されないのです。
今年は、ベテランのジェリー・クロフォード、マイク・ライリー、
チャック・メリウェザーの3人が昨年限りで引退したので、
やっと空席ができたのです。
バリーは3Aで5年、ベリーノは6年、ナイトは10年も
待っていたので、忍耐も要求されます。
審判にはそれぞれ自分の番号が附きますが、
バリーは87番、ベリーノは93番、ナイトは91番になりました。
また、移動に伴い、エド・ラプアーノ、マイク・ウィンタースの
2人は、晴れてクルー・チーフに任命され、3人の審判を
従えて動きます。
MLBの日程はほとんど休みはないので、帯同する
審判は大変な重労働です。心労も重なり、健康でないと
とても務まりません。
3人がやがて「クルー・チーフ」へ、ポスト・シーズンの審判へ、と
晴れ舞台に出てくるのは、いつになるでしょうか。
了
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