MLBはチーム年俸制限額規定(1億7000万㌦)を上回った、
ヤンキース、レッドソックスの2チームから「課徴金」
(ラクシャリー税金)を課した、と発表しました。
ヤンキースは1800万㌦(約15億円)レッドソックスは150万㌦
(約1億2750万円)を2011年1月31日までに納付する
ことになりました。
これは、年俸の低い、スモール・マーケット・チームへ配分
される予定です。
ヤンキースは、これで、2003年からスタートしたこの
制度で、8年連続の納税者、になりましたが、王座に就いた
2009年に比べると、大幅に減らしています。
昨年は2580万㌦(約21億9000万円)も納める多額納税者
でしたが、知らせを受けた、ブライアン・キャッシュマンGMは
「ウチは大金FAばかり追っているように誤解されているが、
マイナーからも優秀な若手が出てきている。このオフは、
リー投手も見送ったし、来年のオフは、さらに減るだろう」
と、健全財政をPRしました。
この制度の納税者は、この2球団以外は、タイガース、
エンゼルスの2チームだけ。今季のポストシーズン進出
チームも、年俸11位のジャイアンツ、16位ブレーブス、
19位のレッズ、22位のレイズが進出。大金チームばかり
ではない、データもあります。
レッドソックスのラリー・ルキーノ会長は、ノーコメント、
でした。
近来、年俸の上下格差は次第に縮まり、今後は、戦力の
均等化で、見応えのある展開になるのではない
でしょうか。
了
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