カージナルスは、19日、トニー・ラルーサ監督の続投、
1年間の契約延長を発表しました。2011年は通算16年目の
長期政権になります。2012年は球団、本人とも
オプション契約があります。
今季は、ナ中地区首位は確実、と、言われていたのに、
レッズと抜きつ抜かれつの競り合いの末、8月15日
から2位に定着。そのまま失速。鳴かず飛ばずのシーズン
に終わりました。
20勝のウェインライト、16勝のカーペンターの右腕
両輪と、3冠王も有力だった、プーホルズ一塁手、
大砲・ホリデーの2大スラッガーがいるのに、投打の
役者そろっても、この転落では、ファンも首をかしげる
不振のシーズンでした。
観衆も300万人は超える330万1218人を集めましたが、
4万2034人の減少になりました。
この「転落は何故?」についてはラルーサは沈黙したまま。
「プレーオフを逃して残念です。2011年は
楽しいシーズンにしたい」と、ツイッターでファンに伝えた
でけでした。
再契約は約1週間もかけて話し合いました。コーチ陣は
ブルペン担当のメイソンが交代する以外は、全員
残留です。
ラルーサはフロリダ州立大学法科出身の弁護士資格
を持つ、監督です。理詰めの試合運びは素晴らしいの
ですが、描いた構想が狂うと、止まってしまうのです。
これまで、弁護士・監督は4人います。ミラー・ハギンス
(ヤンキースの名将)を始め、4監督ともクーパースタウン
野球殿堂入りしている、戦前の名監督です。
来年66歳。現役監督最多勝(2552勝)は、ブレーブスの
ボビー・コックス監督が引退したいま、ラルーサに追いつく人は
だれもいません。
再びカージナルスに栄光は戻るのか?
選手は「ゼネラル(将軍)」とまで呼んでいる偉大な存在です。
果たして、どんな、新しい指揮を見せるのでしょうか。
了
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