サンフランシスコのワールド・シリーズ第1戦
に乗り込んだ、レンジャーズの問題点は
「4番・ゲレロが外野を守れるか?」です。
彼は、今季、右翼を16試合、左翼を1試合
守っていますが、ほとんどDH専門でした。
「やれ、といわれれば、いつでも、どこでもOK」
と、ゲレロは明言していますが、人工芝の
モントリオール時代が8年も続いたので、
ひざが悪く、昔のように、軽快に外野を
動けないのです。
ナのホームで開幕するのは、2001年
のダイヤモンドバックス以来9年ぶりに
なります。以後は、全部、アのホーム開幕
でした。(ダイヤモンドバックスはホーム
開催4試合全勝、ロード3試合全敗)
この間、ア代表は4勝3敗。ナが敵地開幕で
優勝したのは、2003年のマーリンズ、
2006年カージナルス、2008年フィリーズ
の3チーム。
この3チームはアのホーム第1戦
に勝ち、その勢いで王座に着いています。
3チームの共通点は「クリンアップにDHはいない」
ことでした。
マーリンズの4番・カブレラ(今はタイガース)は
外野手、カージナルスの4番はローレン、
フィリーズは4番・ハワード一塁手。
ともに、クリンアップは公式戦と同じで
臨んだ勝利でした。
ゲレロに外野を守らせると、誰かを外すしか
なくなり、打線の威力はダウンします。
ゲレロは25日、選手会が9月に投票した
「ア・リーグ・カムバック賞」を受賞しました。
その勢いで歴史を書き換えるでしょうか。
了
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