本年度の「ロベルト・クレメンテ賞」は、
ワールド・シリーズ第2戦試合前、
サンフランシスコで発表。レッドソックス
のティム・ウェークフィールド投手が
初受賞しました。
レッドソックスの選手から選ばれたのは
初めてです。
受賞の知らせは、家族でサウスカロライナ州
カイワ島へ休暇を楽しんでいたときに、届き
ました。思わぬ朗報にびっくり仰天。あわてて
空路、サンフランシスコの表彰式へ駆けつけ
ました。
「僕はパイレーツに指名されてデビューした男。
パイレーツで芽が出ず、レッドソックスに拾われて
ナックル投手で開眼したので、入団当時、
仰ぎ見た、偉大なパイレーツの先輩、
クレメンテさんの賞に名前を連ねたのは、
特別の感慨があります」
今年44歳の大ベテラン。通算193勝。
これまで、毎年候補に挙がりましたが、
8年目につに得た受賞でした。
ボストン地区、生まれ故郷メルボルン(フロリダ州)
で始めた「キッズ・ベースボール」の指導や、
ボストン地区病院に慰問など、投手の実績とともに、
長い間の社会貢献活動が、ついに認められました。
「もう18年の現役生活も終わりに近いとき、
この受賞は本当にうれしい」。
この日はグレーのスーツ姿で笑顔を見せた
ウェークフィールドに大きな拍手でした。
了
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