ニューヨークを早朝出発、ペン駅からアムトラック鉄道の高速特急
「アセラ号」に乗り、約2時間で、ボルチモア・ペン駅に到着。
この駅舎もギリシャ建築様式の、天井が高い、堂々たる石造りの建物
です。フィラデルフィア駅も同じような、広大な駅舎でした。
この列車は座席もいいし(少し奮発してビジネス・クラスにしました)
座席下に120ボルトの電源があり、列車内は「ホット・スポット」
の無線が流れている、優れもの。簡単にインターネット、メールも
できます。そうしているうちに、すぐに到着です。
雨模様の寒いニューヨーク(もう、完全に秋)と違って、ボルチモアは
まばよいばかりの青空。少々暑いくらいでした。
インナー・ハーバーのメイン・ストリート(プラット通り)を、歩いていて
驚いたのは、街角にひるがえる、バンナーには、みんな「ボルチモアは
フットボール・シテイ!レイブンズ!」と、開幕したばかりのNFL、地元のレイブンズ
応援旗が掲げられているのです。
もう、町はアメリカン・フットボール一色!と、宣言しているではありませんか。
これでは、どこにも、オリオールズのかげが見えないのは仕方がありません。
フィラデルフィアは、首位のフィリーズの赤グッズばかりでしたが、
これでは、オリオールズは、完全に市民から見捨てられています。
バック・シュワルター監督が、就任して、チームを生き返らせた、とはいえ、
首位から31・5差の大差最下位では、話題にならないのも、無理
ではありません。
13日、1週間ぶりのホーム(ブルー・ジェイズ戦)の試合は、何と。1万人も
割る9882人のガラガラ。今季1万人以下の試合は、これが3回目。
5月17、18日のロイヤルズ戦以来、4ヶ月ぶりのワースト記録です。
試合はオリオールズがサヨナラ勝ち。まさに、白熱した展開でしたが、
4位と5位の対戦では、ファンも来ないのは当然かもしれません。
かっての満員時代をしる私は、呆然とする思いのスタンドでした。
(了)
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