続投か?と思われていた、カブスのルー・ピネラ監督は、7月20日、ホーム
の対アストロズ戦を前に、今季限りでユニホームを脱ぎ、監督を引退。
タンパ(フロリダ州)の自宅に帰り、今後は家族と過ごす、とサヨナラ
の声明を発表しました。
「ジム・ヘンドレーGMと今後を相談した。私はもう、監督はやらない、と、
はっきり伝えた。彼にも、一日も早く後任を探して欲しい、と、要望した。
その方がGMもやりやすい、と思う。諸君も、私を追いかけないで欲しい」。
続投を諦めたのは、今、4位がやっとの不成績が大きい、のです。
3、4番の看板スター、リー一塁手、ラミレス三塁手は、ともに、いまだに
打率は・250にもならない不振。エースのザンブラーノは乱暴で出場停止
処分。中心選手がこの有様では、勝てるわけはありません。
ナ中地区は、カージナルスとレッズが激烈な首位争い。3位のブリュワーズ
以下は9ゲームもの大差を附けられ、ポスト・シーズンも夢の中。
買収したリケッツ・オーナーは、とても黙ってはおられないでしょう。
シーズン終了後に解任される、よりは引退声明を、と、判断したのも当然です。
監督賞受賞3回は5人しかいない名誉。レッズ時代、アスレチックスに
ストレート勝ちして王座に。通算23年間、1826勝利。
この間、退場処分60試合。それでも”スィート・ルー”と、愛された監督
でした。
昨年オフ、ボートを購入。今後はアニタ夫人や家族、孫と遊び、
「タンパ湾を周遊して楽しみたい」ピネラ監督です。
了
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