オリオールズ新監督にショーワルター
オリオールズは、7月29日、新監督に前レンジャーズ監督、
バック・ショーワルター(54)を迎えた、と、発表しました。
8月3日、ホームのエンゼルス戦から指揮を執ります。
6月4日、デーブ・トレンブレー監督を解任してから、三塁コーチ
のファン・サミュエルを代行に起用。後任を探してきましたが、
条件が合わず、4人目の面接で、やっと、ショーワルターに
落ち着きました。
ESPNの解説者のショーワルターは、同じ解説者の、ボビー・
バレンタインが物別れになったあとの就任です。
ヤンキース監督を始め、2回もア・リーグ監督賞を受賞
している、実績は優秀(通算882勝833敗)なのですが、
どこでも続かない、のです。
1999年、アリゾナ監督で地区優勝したのに、翌年は解任。
最後は2006年のレンジャーズ。5年ぶりの現場復帰
になります。
データを調べ、十分な準備をして臨むやり方で、常に
基本に忠実に、いい加減なプレーは嫌いますが、厳格すぎて
選手が着いて来れないのではないか、とも思われます。
アリゾナ時代の監督会見に出席しましたが、声が低く、
聞き取るのに苦労しました。
「これでは選手は分かるのかな?」と、思うほどの
印象でした。「なかなか溶け込めないのでは?」と、首を
かしげることもありました。
もう54歳。若くないので、その年輪に併せた指揮ぶりを
見せるはずですが、何しろ、ア・リーグ東地区は、王者
ヤンキースを始め、レイズ、レッドソックスの3強がハイレベル。
13年連続負け越しのオリオールズは、優勝争いに
加わるのは、まさに至難のワザなのです。
3割打者、10勝投手もいないオリオールズの戦力で、
どう闘うのか?多難な船出ではないでしょうか。
了
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