インターリーグの第1ラウンドは、5月23日(日)で終了。スィープした
のは、アスレチックスだけでした。対岸・サンフランシスコからやってきた
ジャイアンツとの「ベイ・シリーズ」。アスレチックスの対ジャイアンツのスィープは、
この10年間で通算4回目。2005年(6月24日-26日)以来5年ぶり、
3連勝の快挙でした。
いつも、不入りで泣いているアスレチックスも、ジャイアンツ・ファンが大挙、
押し寄せて来てくれたおかげで、開幕日以来の大入りが収穫です。
3日間とも3万人を超える満員。3試合で10万3503人。土、日ともに
3万5067人の今季最多動員でした。
若手先発投手陣の頑張りが光りました。初日は22歳のカヒル、2日目は
24歳のジオ・ゴンザレスが力投。これに刺激されて、3戦目は30歳の
ベテラン、ベン・シーツも再起の希望が燃える6回、無失点。
故障リストから復活、今やチームをリードする、26歳の日系捕手、
カート・スズキも「ウチはマイナー組織がしっかりしていて、良く、育成
された若手ホープがどんどんやってくる。だから、異変ではない」
と、断言しています。
評判のエンゼルス、マリナーズを抜いて2位を守るアスレチックスは、
さらに、センセーションを起こすかもしれません。
このベイ・シリーズは、完全試合を達成した、26歳のダラス・ブレイデン
投手の祝福シリーズ。初日に記念セレモニー。3日目は完全試合の
ポスター配布。オークランド・ファンは久々に燃えたのです。
3日目、7回に判定を巡り退場処分を受けたボブ・ゲレン監督は「オフには
多くのFA投手がいたが、彼らを獲得するより、マイナーから昇格
させるのがベスト、なのを、彼らは証明している。
若手の成長は本当にうれしい」と、言ったそうです。
アスレチックス、今後の波乱を期待しましょう。
了
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