ナ中地区最下位に低迷している、アストロズの右腕エース、ロイ・オスワルト
投手の代理人が、20日、ドレイトン・マクレーン・オーナーと直接面談、
「ロイは優勝可能なチームで投げたい、と希望している。もし、願いが
かなうなら、彼の”ノー・トレード契約”を解除するのに同意する」と、
トレードを要求した、と、伝えられました。
オーナーは「選手の要求をすぐ、ハイ、そうですか、というわけにはいかない
のは、どの球団でも同じ。私も、選手もチームを強くしたい、願い共有して
いる。勝とう、そのために努力しよう、と言っている」と、今は、
放出を否定しましたが、移籍期限が迫れば、優勝可能の球団が
交渉してくるはずです。
この掛け引きは注目です。
オスワルトはオールスター3回出場の一流投手。1996年、ドラフト指名で
アストロズ入りしましたが、23順番目、という低い評価でした。
しかし、2001年に昇格すると、毎年2けた勝利を挙げ、2004、5年は
2年連続20勝の素晴らしい実績がありますが、今季は、通算18試合連続の
安定した先発をしているのに、バックが常に沈黙。全く勝てないのです。
これでは、イライラはたまるばかり。2勝6敗。防御率は2・66と優れていても
バックアップがないのです。
「2005年にマイナス15から盛り返してリーグ優勝したことはあるが、今の
雰囲気では、とても、当時の再現など期待できない」と、嘆くオスワルト
の心境も良く分かります。
もう32歳。男盛りを過ぎてしまう、と、あせるオスワルト。松井稼を放出。
3番のバークマン一塁手もノートレード条項を解除。「オレも出たい」、と、アピール
しています。まさに、前途多難のアストロズです。
了
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