好スタートを切ったメジャーですが、極端な不入りも目立つのが気になります。
クリーブランドは4月14日のレンジャーズ戦で1万71人。かってジェイコブズ・フィールド
といっていた時代、毎日完売だったのがウソのような不入りでした。1994年開場
以来のワースト記録。チームもまだ下位を抜け出せず苦難のスタートです。
首位を争うデトロイトもロイヤルズとの3連戦はすべて1万人台。開幕シリーズ
は集まったファンも、2週目は来なくなったのが気がかりです。
ピッツバーグも毎年不入りに悩んでいますが、4月8日のドジャース戦は、わずか
9352人。本当に前途は多難です。
最下位にあえぐオリオールズは4月12日のレイズ戦は9129人。カムデンヤード
開場以来、初めて1万人を割り込むピンチ。このレイズ3連戦は3万3108人
しかファンは来ない惨状です。3連戦の平均1万1036人。ここはオープン
以来、ダウンタウンの真ん中、港のレジャー・ランドにも直面し、アクセスの
良さは最高ですが、いくら便利でも、チームに魅力がないと、ファンも見捨てて
しまうのでしょうか。私も何度もボルチモアへ行きましたが、とてもいい町
なので残念です。
かってワールドシリーズ2連覇のブルージェイズも不入りのひとつ。
14日のホワイトソックス戦は1万610人。2009年9月9日の1万1159人
も下回るワースト記録。不入りは寒さだけではないようです。
ローカル・チームはチケット値下げ、プロモーションの充実を図り、懸命の
集客努力を続けていますが、経済不況の社会的な影響は大きいようです。
家族で楽しむ野球の時代が再び来るのか、心配です。
了
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