ロッキーズのケリ・S・マクレガー会長が仕事で出張先のソートレイク・シテイで
急死。ダウンタウンのホテルに宿泊中の20日朝、起きて来ないので、同行していた
役員が部屋へ見に行ったとき、亡くなっていたのを発見。死因は不明です。
マクレガー会長は2001年に副会長(ビジネス担当役員)から昇格。まだ49歳
の働き盛りで、突然の死にロッキーズ関係者は大変なショックでした。
会長はコロラド州立大学時代はアメフトのオールアメリカンにも選ばれたタイトエンド。
地元のデンバー・ブロンコスにドラフト指名され、同大学のフットボール殿堂入り
しているスポーツマン。1993年にロッキーズ入り、野球とは無縁だったので、
基礎から勉強し、一気に上り詰めたビジネスマンでした。夫人と子供4人
の家族も呆然です。
ファンとの交流、フロント組織の構築に全力を注いできたマクレガーさんは、
その実績を認められて、ロッキーズの再興に力があった、と高く評価されていました。
近年、2回ワイルドカードでプレーオフ出場したのも、マクレガー会長の力が大きかった、
と言われています。
2人3脚で業務を推進してきたダン・オドウドGMは「ロッキーズの柱を失った」
と、悲痛な表情。チームは20日から背番号「88」の会長の名前入りユニホーム
をベンチに釣り下げ、会長のイニシアル(KSM)のパッチを右袖に着けて
試合に臨みました。
今は負けが込んでいますが、故会長の後押しで再びプレーオフを目指す
ロッキーズです。昨年9月の猛烈スパートの印象が強いロッキーズ、
会長の無言の激励がいつか実ることを祈ります。
了
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