アリゾナ州へ来て驚くのは悪天候です。
いつも晴天。平均気温23度。お天気の心配などしたことがないアリゾナで、
3月7日の日曜日は7試合が雨で中止。2試合は7回コールドゲーム。アリゾナ州
で雨で7試合も中止とは4年ぶりの珍事です。青空が出ないため、とても寒く、8日のツーソン
は気温11度。20度を超えたのはグッドイヤー市だけでした。
カブスのメサ市は9日は気温6度。この日は長時間の試合中断、開催遅れが4試合
もありました。10日はようやく低気圧は去り、いつもの青空が戻ってきましたが、
まだまだ寒いのです。
フロリダは毎日順調なのに、アリゾナの不順な天候続きでは、チームの調整が
狂うのではないか、と心配です。
この悪天候の原因ははっきりしませんが、エルニーヨ現象ではないか、
という気象診断もあります。
アリゾナは空気は乾いていて、打球が飛びすぎる、傾向がありますが、
この気温の低さで景気のいいアーチは、あまり見られません。
10日、マリナーズ入りしてクリフ・リー、ロイヤルズのザック・グリンキー
のサイヤング賞投手が登板。いずれも順調な仕上がりです。
特に開幕日(5日、タイガース)の先発がすでに予告されているグリンキーは
この日のロッキーズ戦に3回、51球(31ストライク)で無失点。
これで今春、6イニング通算ゼロの快調です。
「この寒さでは投手には有利。バッターはまだ振れていないから。僕は
まだシャープではないけどネ」と、余裕十分。2年連続サイヤング賞の
期待も持たせます。
カブスの右腕エース、カルロス・ザンブラーノ投手は5失点KOのスタート
でした。いつ、アリゾナの青空、好天が戻るのか、まだ分かりません。
了
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