レッドソックスの看板スターだった、ノーマ・ガルシアパーラ内野手が、3月10日、
「レッドソックスの選手」で現役引退しました。
昨年、アスレチックスを辞めたとき、すでに、ユニホームを脱いでいたのですが、
レッドソックスは「ボストンの選手で引退を」を演出しようと、この日、キャンプ地
フォートマイヤーズに呼び、”1日限り”のマイナー契約をして最後の在籍を作り、この日の
レイズ戦試合前、始球式のマウンドを踏ませました。捕手はノーマと、ジョージア工科大学
時代のチームメート、ジェイソン・バリテク捕手。
「グレートなボストン・ファンに愛された、あの時代は忘れられない。最後に
再びボストンのユニホームで辞められるとは幸福だ」
と、笑顔のコメントでした。
通算1434試合、打率・313、229本塁打、936打点。1997年にア・リーグ
新人王、1999年には・357、2000年にも・372の高打率で連続首位打者。
しかし、絶頂の時代は長く続きませんでした。
6回もオールスター出場のスターも、アキレス腱を痛めて、プレーできず、
放出され、カブス、ドジャース、アスレチックスと、失意のままの引退だっただけに、
「最後はボストンの選手で」の球団のはからいはうれしかったに違いありません。
今後はESPNの解説者でスタートする予定です。
ヤンキースのライバルだった、デレク・ジター遊撃手は、「レッドソックスと
対戦するのは楽しかった。何と言ってもノーマがいたから」と、
コメントしました。
今季はダスティン・ペドロイアが二塁から遊撃にスィッチしてプレーします。
後輩の台頭を見守るガルシアパーラです。
了
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