ブルージェイズは今春もフロリダ州西海岸の「ダニーディン」でキャンプを続けます。
ここはタンパ弯を取り巻く一角で、クリアウォーターのすぐ北。ハーバー・アベニュー
の道路に面した内海の前にあります。「アメリカ地名辞典」(研究社刊)によりますと、
ここはスコットランド移民が開拓した土地で、「ダニーディン」とは、彼らの母国、スコットランド
の中心都市、エディンバラ(この名をゲール語で発音すると)に由来する名前だそうです。
土地の中学、高校にはスコットランドの名物、バグパイプの音楽部があり、いつも、
代表的な楽器、バブパイプの演奏が響いてくる、とも言われています。
球場は同市の公立図書館の側に建っています。
メイン球場「ダニーディン・スタジアム」は収容5509人と小さいのですが、歴史は古く、
ブルージェイズはここで1977年から連続キャンプ。実に34年目のシーズンに
なります。
昔は「グラント・フィールド」を名乗り、最近は「ノログ・パーク」とも、言われていました。
やや北にある「ボビー・マトリック・トレーニング・センター」と練習内容によって
使い分けています。
招待選手は25人。支配下選手は40人。捕手が1人しかメジャー契約選手が
いないため、昨年、ヤンキースで控えだったホセ・モリナを採用しました。
何といっても、長い間右腕エースで君臨していた、ロイ・ホラデー投手が
フィリーズへ去った痛手が大きいのではないでしょうか。
ブルジェイズは「交換でフィリーズから若手有望株が来た。彼らを
成長させれば秋には大丈夫」と、強気ですが、若手ばかりの先発組では
東地区の激戦を勝ち抜くのは無理ではないでしょうか。
オープン戦は30試合。お隣のタイガースとは交流が多く、7試合も対戦します。
休日は3日あります。アストロズとも5試合ありますが、4月1日に打ち上げたあと、
ヒューストンへ飛んでアストロズとの2連戦で開幕へ備えます。
(了)
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