シカゴ野球博物館のEメールニューズ「ライン・ドライブ」の最新号が届きました。
4月6日(火)、シカゴでボブ・フェラー投手の史上初の開幕日ノーヒット・ノーランの
快挙70周年イベントを開催する、と同博物館は発表しました。
1940年4月16日、旧コミスキー・パークでフェラー投手(インディアンス)は
ホワイトソックスを1-0で完封。三振8個を奪い、エラーと四球5個の走者以外
は寄せ付けませんでした。
その日のシカゴは気温8度の寒さ。両親、姉が声援を送る中、見事な完封劇でした。
6日はホワイトソックスは休養日。フェラーさんも招待を受けてシカゴに来ます。
この1940年は27勝の最多勝、三振奪取261個、防御率2・61(いずれも1位)
で”投手三冠王”でしたが、MVPは本塁打、打点王の2冠王だった、ハンク・
グリンバーグ(タイガース)に輝き、選ばれませんでした。
当時はまだ「サイヤング賞」は設定されておらず、もし、あったら、文句ナシに
受賞したでしょう。
フェラー投手は3回もノーヒットを達成していますが、2回目の1946年4月30日
は旧ヤンキー・スタジアムで初めてヤンキースがやられたノーヒット、という
歴史的な記録でした。
通算266勝162敗。1956年に現役引退。1962年にはすぐクーパースタウン
野球殿堂入りしています。
驚くのはその長寿です。1918年11月3日、アイオワ州バンミーター生まれの
フェラーさんは91歳なのです。それでも、毎日、孫を相手に、キャッチボールを
やる元気さ。昨年に続いて、今夏もクーパースタンに出かけて、
記念試合の先発する予定、と言うのですから、その不死身さには、ただ、驚く
ばかりです。
6日の当日は関係者も集まり、祝典を開きますが、フェラーさんがどんなスピーチ
をするのか、楽しみにしています。
了
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