ベースボール・アメリカ誌が毎年発行している「グレート・パークス・カレンダー」は
マイナー・リーグの野球場を毎月載せている、いいガイドですが、2007年2月に
この「ロジャー・ディーン・スタジアム」の航空写真全景が紹介されています。
まさに上から眺めるスタジアムは壮観です。
メイン球場の背後には、左右に4面ずつの練習フィールドが展開。さらに、各2面
の練習場が配置され、これだけの広大な施設は、まさに、フロリダ一番でしょう。
メイン球場のセンター後方左右には、両球団のクラブハウスが設けられ、
室内練習場、トレーニング・センターも完備。宿泊施設もあります。
フロリダでこんな広々としたキャンプ地は他にありません。
駐車場も十分なゆとりがあり、椰子の木が茂り、南国風景は鮮やか。
1998年にジュピター・スポーツ・コンプレックスは完成。カージナルスは、
マーリンズより早くここに定め、今年で13年目を迎えます。
昨年のオフから、ウェルマイヤー、トンプソン、ピネイロ、スモルツの4投手、
デローザ、グラウス、グリンの3内野手、アンキイル外野手のレギュラー・クラス
を放出。新加入はほとんどなく、昨年とほぼ同じ陣容で臨みます。
FA宣言した4番のマット・ホリデー外野手との長期契約に成功。
これで、3番・アルバート・プホルズ一塁手とのパワー・コンビは崩れません。
19勝のウェインライト、17勝のカーペンター両投手、38セーブ
のフランクリン投手も健在です。
オープン戦はメッツと7試合、マーリンズと6試合に集中。リーグ王者のフィリーズとは
対戦しません。4月1日のマーリンズ戦でジュピターを切り上げ、ツインズの招き
で新球場「ターゲット・フィールド」のこけら落としで、4月2、3日、ミネアポリスへ
飛びます。中地区では抜けている不動の陣容のカージナルスとは注目のカードです。
薬物使用違反の罪を認めたマーク・マグワイア新打撃コーチは、背番号「25」
のユニホーム姿で現場に復帰しましたが、ミズーリ州議会は、セントルイス市内
を縦断する高速70号線に附いていた「マーク・マグワイア・ハイウェー」の名
を削除し、郷里の作家「マーク・トウェイン」の名に付け換えることを決めました。
「薬物使用が明らかになった以上、変更しなければならない」と、満場一致
の議決でした。マックはノーコメントの沈黙でした。
了
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