ツインズの主力打者、ジャスティン・モルノー一塁手が、バンクーバー冬期五輪の
聖火リレー走者に選ばれました。
彼はカナダ出身の少ないスターの1人。地元バンクーバーに近い、ブリティッシュ・
コロンビア州ニュー・ウェストミンスターの生まれで、この五輪を待ちかねていました。
昨年9月、背骨の疲労骨折が発見され、9月途中で治療に当たり休養、
プレーオフにも参加できず、ツインズのラストスパート逆転地区Vに加わることが
できないまま、不本意なシーズンになりました。
「聖火ランナーに」と、打診されたときも「背中が完治しないと」と、保留していましたが、
先週、検査を受けたところ「患部はOK。もう痛みもないはず」と、診断され、久々
にバットを振ったところ、確かにOKでした。
「よし、それなら、夢がかなう。体調もばっちり。走るコースは故郷の町の中。いや、こんな
エキサイティングなことができるとは、一生忘れられない2010年になりそうだ」
と、幸運のコメントでした。聖火走者の大役が無事に終われば、2006年、
アメリカン・リーグのMVP受賞以来の感激だ、と言うモルノーです。
一緒のリレー・ランナーはバスケットボール、フットボールのカナダ有名人。
それに、高校時代はアイスホッケーの名手で知られたモルノーだけに
「注目しているのは、カナダとノルウェーの決勝対決、カナダが金メダルを取って
欲しい。アイスホッケーこそカナダの国技なんだだから。僕は夢中を応援する。
そして晴れ晴れとキャンプインさ」とも付け加えました。
2月11日、開会式の前日にコースを走ります。開会式はバンクーバー最大のドーム
「BCプレイス」です。走るコースは短いのですが、当日は家族、親類、友人ら
総出で応援するそうです。
1月31日、今季限りのメトロドームで開催された「ツインズ・ファン・フェスタ」
にはドームのフェスタ・イベントでは最多の3万4637人も動員。昨年の3万
483人を超える大入り。このファンの激励に送られて、モルノーらツインズ・
ナインは勇気百倍です。
了
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