ドジャースのジョー・トーリ監督は、アリゾナのキャンプ地、グレンデールで
「2010年で3年契約は終わるが、あと1年、続けることでGM(ネッド・コレッテイ)
と合意した。私は就任してからの2年間、若者の進歩は目を見張るものがある。
彼らの成長をさらに後押ししたい、さらに指揮する意欲が沸いてきたから」と、
語りました。
3年契約終了で、7月には70歳の誕生日を迎えますし「70歳を過ぎても
監督はやらない」と、明言していたので、今季限り、と思っていたのですが、まだまだ
やる意欲があるとは,驚きです。
2008年、2009年ともにプレーオフへ進出する(通算14年連続出場)
の大記録を続けているだけに「今度こそ」の意欲が再び沸いてきたのでしょう。
この2年間は、リーグ・シリーズで敗れ(いずれもフィリーズ)てので「何が足りないか、
を良く研究してその壁を乗り超えたい」とも付け加えています。
このオフ、オーナー夫妻の離婚のごたごたで、大きな補強もないまま迎えた
キャンプ。各ポジションともほぼスキはなく、故障者さえなければ、今年も
優勝争いは確実のドジャースですが。
ただ、心配なのは4番・ラミー・ラミレス外野手の去就。本人はキャンプインにあわせ
「これがドジャースのユニホームを着るラスト・チャンス。もう外野を守らない」
と、本心を明らかにしました。37歳の今年、外野を走り回るのはきつい、やるなら
DHでア・リーグ、という考えのようですが、ドジャースはGMも監督も
「気持ちよくこの1年をやってくれれば、それでいい」と、あえて引き止めない
方針のようです。
ドジャースがシリーズの夢を実現するにはラミレスのバット次第。トーリ監督がどのように
ラミレスを機嫌良くプレーさせることができるかどうか、見守りましょう。
了
コメント