カブスがフロリダへ移転するか、このまま、メサ(アリゾナ州)に残るか、注目の
キャンプ地問題は、1月21日、現在カブスが使用しているメサ市から「キャンプ・タウン
を新装、建設したい」という青写真を提示され、一転して「あと25年間はメサでやる」
方向に向かいました。
まだ、メサ市議会の承認、計画実行に伴う、建設費捻出の市民税増収法案の
承認を経ないと、ゴーサイン、とはいきませんが、引き留めに必死のメサ市側は
全力を挙げてOKにこぎ着けるでしょう。
まさに予想外の急転落着にフロリダ側ががっくり、のようです。
チャーリー・クライスト・フロリダ州知事が自ら先頭に立って旗振りしてきただけに、
悲報には絶句でした。
メサ市は現在のホホカム球場周辺の改修をするのではなく、高速202号線北
の土地を新たに開発する壮大な計画で、総工費8400万㌦(約75億円)を投じて
1万5000人収容の新球場、4つのフィールド、トレーニングセンター、駐車場、
公共道路を建設するもので、カブスはこの新提案を受けて、
メサ議会の承認を見てから今月中にもチームの最終決定をする予定です。
カブスはアリゾナでは人気NO・1チーム。観客動員も最多を誇り、カブスが残ることで
アリゾナ州の経済効果は5200万㌦(約47億円)にもなる、と言われています。
メサ市マネジャー、クリス・ブラッドレー氏は「新提案を受けてくれることを祈って
いる。メサはこれでさらに発展するに違いない」と、コメントしています。
球場、施設はメサ市が所有しますが、カブスは新球場のネイミング権、
運営権利も獲得します。
移転か、残留かの騒動はあっけなく落着。アリゾナ州最古の歴史を
誇るカブスのメサ残留は、今後のキャンプ地移転に大きな影響が
あるのではないでしょうか。
(了)
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