マイアミ市ダウンタウン、リトル・ハバナ地区に建設中のマーリンズ新野球場は、
マイアミ市の公債OKがなかなか降りず、工事が果たして間に合うか、ハラハラ
させましたが、やっと9200万㌦(約91億円)の公債支出が可決され、2012年
の開幕に間に合う見通しが立ちました。
目下、4000台の駐車場工事にかかる途中で、資金が下りないと、工事は中断
するしかない、ピンチでした。「これで2012年の開幕には十分間に合う」と、
関係者は胸をなで降ろしました。
マーリンズの野球場は難航を重ねるトラブル続き。ゴーサインになったのは「
これは地域経済活性化の最優先課題だ。野球場建設の伴う雇用も増大し、
マイアミの発展になる」という市の主張がようやく通ったからです。
MLBと選手会は、マーリンズに「チーム年俸をもっと上げろ」と、要請し、
マーリンズもやっとこのオフ、ウグラ二塁手と長期契約。さらに、1月14日
も若手エース、ジョシュ・ジョンソン投手と、4年延長、年俸総額3900万㌦
(約38億円)でサイン。2013年までキープする契約が成立しました。
これで、30球団最低のチーム年俸(約3700万㌦=36億円)しかなかったマーリンズ
も他球団に追いつけるようです。
「収入の少ないローカル・クラブへ支援金を出しているMLBの意向に反して、
大金補助の援助を受けながら、昔のままの年俸に抑えているのではおかしい」と、
MLB、選手会が交渉した結果、前進したのです。
新球場ができれば、地域はさらに活性化し、ファンも増え、収入増加で
前途は明るくなります。マーリンズにやっと春が訪れるようになりました。
これからのスパートに注目です。すでに、ユニホームもマイアミへ変更
するプランも発表しています。やる気は感じられるようになりました。
了
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