300勝投手、ロジャー・クレメンス投手の長男、コービー君(23)が、MLB選定
の「A級ベスト・ヒッター」に認定されました。新年の明るいニューズです。
コービー君は2005年6月、アストロズにドラフト指名(8巡目)され、プロ入りしましたが、
最初はポジションもなく、3年間は鳴かず飛ばずでした。
それが2009年、突然、爆発的に打ち出したのです。何と、打率・345、二塁打45本、
123打点。A級リーグ最高の成績を挙げ、カリフォルニア・リーグでは抜きん出た存在
になりました。2回、2Aに一時的に昇格しました。
コービー君は「やっと常時出られるようになったのが、安定した成績を残せるように
なれた原因です。毎日、楽しい1年だった」と、2009年を振り返っています。
得たポジションは捕手。偉大な父投手の球を子供のころから受けていたのが
開花する道を開いたのでしょうか。捕手で出ないときはDH、または左翼手。
年間フル出場しました。
父は薬物使用でピンチに立たされているので、ノーコメントですが、
息子の成長は、きっと、うれしいに違いありません。
2010年は2Aへ昇格。テキサス・リーグコーパス・クリスティー(テキサス州)
に所属することが決まっています。
ここは、海に面した人口29万人の都市。テキサスに自宅のあるクレメンス一家には
「いつでも応援に行ける」至近距離です。
「今度は友人も来るし、毎日、応援を聞いてやれるのは、さらに楽しくなる。
待ちどうしいです」と、コービー君。今度のテキサス・リーグは年間140試合の
ロングラン。ここは猛暑で有名な町で、3月から9月までは、平均39度にもなる
暑さですが、子供のころから慣れている気候。夢が広がる2010年の飛躍が
待たれます。
(了)
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